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薬剤師の年収っていくらなの?

薬剤師の年収は当然のことながら勤務先や勤務地域、年齢や経験、また仕事の内容などでばらつきがあります。

 

しかし、薬剤師全体の平均値でどのくらいかを見ることができます。

 

そのデータを見ることができるのが厚生労働省による「平成24年賃金構造基本統計調査」での統計です。

それによると、企業規模10人くらいのところに勤務する薬剤師では、平均月収総額が37万2千円となっています(年齢39才、勤続年数7年の場合)。またプラスして年間賞与は81万7千円。

 

単純計算して年収528万1千円(賞与含む)です。企業規模が小さくても、一般サラリーマンと同水準の給与が確保できることがわかります。

 

また企業規模が1000人を超える、たとえば大企業に所属する薬剤師の場合には、平均月収総額が35万2千円です(年齢36才、勤続年数7年の場合)。

 

またプラスしてもらえる年間賞与は83万8千円。単純計算した年収は457万6千円。それなりに年収は確保できるものの、小さい規模の企業につとめる薬剤師の方。年収がよいことがわかります。

 

その他、たとえば企業規模10~99人のところでは、年収591万9千円(年齢35才、勤続7年)。
企業規模100~1000人の場合では、年収471万8千円(年齢36才、勤続6年)です。

 

企業規模10~99人のところが一番年収が高く、次いで10人くらいの小さな企業、100~1000人、1000人以上の順で年収が高くなっていることがわかります。薬剤師の場合、大手に勤めれば年収が高くなるということはありません。

 

勤務先がどのくらい「薬剤師」という人材を欲しているか。たとえば小さくて薬剤師を確保するのがむずかしいような企業こそ、待遇をなるべく良くし、薬剤師を雇おうとしてくれる傾向はあるようです。

 

また一方で、薬剤師としてではなく営業マンとして働くMR、治験に携わるCRC(治験コーディネーター)など、「薬剤師」という肩書ではないお仕事もあり、そのような仕事では大きな団体に所属していても高収入で稼げる仕事もあります。

 

薬剤師の年収は、どのような仕事か、また地方か都会かでばらつきがあることがほとんどです。上記は参考のひとつとして、目安にしてみてください。

 

薬剤師など医療系の仕事は他業種に比べて高いです。専門的知識や免許が必要な事で仕事に就ける人が限られているのも要因の一つです。

 

ある一定分野の事を長い時間をかけて積み上げる事が出来るのも大きいと思われます。

 

様々な業務を経験するのも重要です。今まで行っていたことが毎年リセットされるのではなく、自分自身の経験として毎年積み上がっていく事も大切ではないでしょうか。

 

高収入の仕事は世の中に多いですがよくよく考えてみると「お客さんからの期待が高い」という事もあるのではないでしょうか。

 

薬剤師の場合には病気で悩んでいる患者さんからそれだけ期待されているとも言えそうです。